2008/06/07

マイ二胡。。。私ってM?


ついてなかった誕生日。

ついに念願の二胡デビューを果たした。
夫からの「ベトナム行くの辞めた」メールを
受け取り、傷心の私はとぼとぼと
先生の家に向かう。

先生は優しくて穏やかだから
きっと癒されるに違いないと期待しつつ。

そしてまたも道に迷う私☆

なんとか先生の家にたどり着くと
期待通りの優しい笑顔で先生は迎えてくれ、
「これがキミの二胡だよ」と
100ドルの(値段にこだわるせこい私)
弓がナイロンじゃない(馬毛)
キズとかはついてないので、たぶん新品だろうと
思われる二胡を渡してくれた。

そして、初めての練習。

まずは右手。弓の持ち方と動かし方から。
早速音を出してみる。



げこぉぉー!ぎこぉー!きゅぴー!!




。。。なんだこれ(怒)
粗悪品じゃねえの?
私の邪悪な心の声が伝わったのか
先生が私の二胡を軽く調弦して弾く。
とてもキレイな音。ちゃんとヘビ皮を張った
胴の部分に音が響いている。。。

このヘタレpistaめが、先生を疑いまして
。。。すみませんでした!

バイオリンを幼い子が弾いていて
とんでもなく不快な音を響かせている画を
よく見るが、あれは冗談でもなんでもなく
弓の擦り方がほんとに難しいのだと
身をもって知った。

音をキレイに出せないうちに
今度は左手。弦の押さえ方。
まずは「ドレミファソラシド」

これは簡単だろうとなめてたら
指が固いのか手首が固いのか
うまくいかない。

先生が「楽器をやったことは?」
「ピアノを少々。。。」
「よし」

ギターすら音楽の授業でちょろっと
触ったくらいの弦楽器初心者の私。
ピアノは鍵盤があるので、音階を比較的
楽にたどれるが、二胡は
(ここらへんを押さえると「レ」が出るらしい)
と、感覚で覚えていかないといけない。
更にはその音があっているかどうかは
自分の耳が頼り。
自慢じゃないけど、「絶対音感」なんてねえぜ!

そして、優しいはずの先生はというと
最初の笑顔は詐欺じゃないかと思うくらい
練習が始まった途端、スパルタに豹変

日本人相手にしか授業をしていないと
いうことだったので、(きっと、かなり客に
迎合するタイプで、あまりよくもないのに
「グッド!」とか言っちゃって、
甘く優しく教えるんだろうな)と
思っていた私が馬鹿だった。

そこはやはり芸術家。容赦なし。

「右手が傾いてる!」
「手首が固い!」
「二胡の位置が悪い!」
「左手の指の形がおかしい」
「爪切って来い!」
「その位置、指の形を覚えろ!」

と叱られる。

そして、右手も左手もむんずと掴まれ
位置・傾き・形を直され、指の股を広げられ
前からも後ろからも直される。

イメージでいうと、テニスのコーチ
後ろからラケットを一緒に持ち
素振りの練習をしている感じ。
だが、そんなに甘い雰囲気ではない。

そんな中、私はどうしてもにやけてしまう顔を
押さえきれなかった。
そう。叱られて気持ちよかったのだ。
尊敬する人に叱られるのが大好きなのだ。


ふふ。。。ふふふ。。。(恐)


ベトナムなら家でどんなにギコギコやっても
誰にもなんにも言われない(外のがうるさい)
よーし!練習するぞ!

あ。でもその前に各部の名称すら知らないし
調弦もできないから、予備知識をつけねば
(↑気づくのが遅い☆)


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